期待のホープが出場するフレッシュオールスター。MVPの歴史を振り返ると、あの名選手たちが登場! タイムリーdata vol.49
本日7月16日に開催が予定されていたフレッシュオールスター。しかし、台風接近の影響で明日17日に順延が決まりました。この試合は二軍のオールスターとも呼ばれ、期待の若手が選出されています。さて、フレッシュオールスターの過去のMVPを受賞した選手を見ていくと、数々の大物がいることに気がつくのですが…。その選手たちを振り返ってみましょう。(※データは7月15日終了時点)
俊足選手が続々と登場!1963~79年
栄えある第1回のMVPは、巨人の河東真。この試合では1番・サードで出場し、2打数1安打1打点の活躍を見せます。ですが、一軍出場はわずか6試合 と大成しませんでした。その後の受賞者で目を引くのが、大島康徳です。大島は通算2000安打を達成するほどの名選手に育ちました。また、1976年から78年までの3年は俊足で鳴らした選手がMVPを獲得しています。簑田浩二は阪急黄金期の2番打者、島田誠は日本ハムの核弾頭、そして屋鋪要は大洋のスーパーカートリオの一員として活躍。それぞれ通算250盗塁以上をマークしました。
パ・リーグの選手が次々と活躍。そして誰もが知るあの選手も!1980~99年
80年代はほとんどがパ・リーグ所属のチームの選手たちです。ドカベンこと香川伸行や、後に近鉄の正三塁手となった金村義明。さらに甲子園のアイドルだった畠山準など、高卒選手の活躍が目立ちます。畠山は投手としてMVPに輝きましたが、その後野手に転向し、一軍のオールスターにも出場しています。その他にも日本ハムでゴールデングラブ賞に輝いた広瀬哲朗や、現・楽天監督の大久保博元、通算14本の満塁本塁打を放った藤井康雄などが、MVPを受賞しました。
90年代の受賞者で、真っ先に目にとまる選手が、鈴木一朗でしょう。この2年後に「イチロー」と改名した後の活躍は、皆さんがご存じのとおりです。また、これまでは野手のMVPが目立ちますが、97年には投手の倉野信次が受賞。後に先発・リリーフとして奮闘し、チームに欠かせないバイプレーヤーとなりました。