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広島東洋カープ 黄金時代の死角

ペナントレースの絶対的本命  プロ野球の開幕が近づき、メディアを通じて今季の順位予想を目にする機会が増えてきた。パ・リーグは昨季日本一に輝いたソフトバンク、セ・リーグは二連覇中の広島を推す声が大きいようだ。ディフェンディングチャンピオンが優勝候補に挙がるのは自然なことだが、両球団とも揺るぎない本命として強く認識されているように感じられる。 続きを読む

フライボール時代を生き抜く

打撃に革命が起きる  「フライボール革命」という単語を最近ずいぶんとよく見かけるようになった。打者はフライ性の打球を打つことが成功への近道だという理論が提唱され、それに倣うように多くの打者がフライボールヒッターを志向している。言うまでもなくこの現象は野球データ解析の本場MLBで始まり、彼らの昨シーズンの年間総本塁打数は史上最多の6105本に及んだ。 海を渡った日本人投手もその影響を強… 続きを読む

中日浮上のカギは“初球”?

12年ぶりの防御率4点台  5シーズン連続でBクラスに低迷している中日。就任2年目を迎えた森繁和監督は、2018年の投手陣のテーマに「四球を減らし、ストライクゾーンで勝負すること」を挙げた。昨季の防御率は4.06で、4点台を記録したのは2005年以来となる。この一因に、与四球率3.48でNPBワーストだった四球の多さがある、と森監督は考えているようだ。 続きを読む

DeNA・細川成也の現在地

指揮官絶賛の有望株  昨季、19年ぶりの日本シリーズ進出を果たしたDeNA。その中でひときわ大きなインパクトを残したのが、ドラフト5位ルーキーの細川成也だ。10月3日の中日戦でプロ初打席初本塁打の鮮烈なデビューを飾ると、そのままポストシーズンも一軍に帯同。日本シリーズでは高卒新人野手としては史上初の初打席初安打を放つなど、随所で大器の片りんをのぞかせた。そのポテンシャルはラミレス監督も… 続きを読む

サイドスロー転向に賭ける価値

 ピッチングフォームの変更は、投手のアイデンティティにかかわる重要な問題だ。特にプロ入り以前に本格派として鳴らしてきた投手であるほど、“腕を下げる”という選択は苦渋の決断となるはずだ。それでも、勇気を持って大胆なフォーム変更に取り組む選手が絶えることはない。サイドスローに挑戦し、成功し、失敗する投手はどれだけいるのか。ピッチングはどう変わるのか。データから実情を探ってみたい。 続きを読む