侍ジャパン経由、メジャー行きの選手は!? タイムリーdata vol.8
8年ぶりに行われた日米野球も、20日の沖縄での親善試合で全日程を終えました。今回は、日本投手陣が第3戦で継投でのノーヒットノーランを達成。MLB選抜たちを圧倒する快挙などもあって、1990年以来となる勝ち越しを決めました。
10年前、日米野球を経て海を渡った選手たち
右の表は10年前の日米野球に出場した選手をまとめたものです。8試合で3勝を挙げた2004年のメンバーには、上原や岩隈、松坂といった今季もメジャーでプレーした選手に加え、城島、岩村なども海を渡っています。
特に完投勝利を収めた松坂や、打率.440と打ちまくった岩村が活躍。この日米野球でのプレーが後のメジャー挑戦への確かな一歩となったのかもしれません。
後のメジャーリーガーたちの欠場が響いた!?
次は8年前の日米野球、06年の出場メンバーに触れたいと思います。この中から海外移籍を果たした選手は04年に比べると少ないですが、今大会で凱旋(がいせん)した和田、青木や福盛などが海を渡っています。青木は打率こそ2割台前半でしたが、3盗塁に加えて本塁打を放つなど存在をアピールしています。
この年はメンバーに選ばれていたダルビッシュ有がアジアシリーズ出場のため辞退したほか、藤川球児、川﨑宗則、福留孝介といったメンバーが、それぞれケガの治療に専念するため辞退。後にメジャーでプレーすることになる選手たちの離脱もあり、この年は1勝もできませんでした。