「交流戦ベストナイン」を選んでみた タイムリーdata vol.43
上位5チームまでを独占するなど、今季もパ・リーグが強さを見せた交流戦。今回は当サイトで行っている週間MVPと同じ算出方法を使い、今季の「交流戦ベストナイン」を選んでみました。
※MVPポイントの算出方法はこちら
捕手は日本ハムの近藤健介。チーム内では中田に次ぐ打点数を挙げるなど、クリーンアップの一角としてバットでも貢献しました。
一塁手はヤクルトの畠山和洋。セ・リーグの野手では全体トップのポイントをマークしました。交流戦では12球団最多の本塁打・打点を記録。この期間中の猛打もありリーグでも現在二冠王と、初の打撃タイトルへ向けて勢いをつけています。
三塁手は中日・ルナ。打率.382とヒットを量産したほか、来日初の満塁弾も記録。4番として絶対的な存在感を放ちました。
DHは西武・森友哉。打率は他の面々に比べて落ちますが、随所で勝負強さを発揮し、MVPポイントは野手全体で5位の数字を残しました。
投手は阪神・メッセンジャー。登板した3試合で援護点はわずか2点だけでしたが、いずれも無失点に抑える完璧なピッチング。中でも6月6日の日本ハム戦(甲子園)では開幕7連勝中だった大谷との投げ合いを制し、今季初黒星をつけさせるなど、セ・リーグの意地を見せています。
首位打者・秋山は9位!激しい外野手争い
外野手はロッテ・角中勝也、ソフトバンク・柳田悠岐、DeNA・荒波翔を選出。いずれも交流戦期間内の打率が上位5位までに入った選手でした。そんな中12球団トップの打率を記録した西武・秋山翔吾は落選。しかも外野手全体では9位という結果でした。確かに秋山は6月9日の広島戦(西武プリンス)で、前田から決勝打を放つ活躍などもありましたが、それ以外では実はイマイチ。特に「1点ビハインド」の場面では11打数1安打と、チームが負けている展開で打てなかったことが、高ポイントにつながらなかった要因といえるでしょう。
さて勝ち越したリーグの勝率1位チームから選ばれる交流戦MVP。今年1位だったのはソフトバンクでしたが、今回選出したベストナインに入っていたのは柳田だけでした。今年のMVPはこの男で間違いないでしょう。