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救援陣を見事に“救援”した井納がトップ! 週間MVP 5/11-5/17

Baseball LAB編集部

1位は2本の決勝弾を放ったバルディリス

 5月15日の広島戦(マツダスタジアム)の8回に、約1カ月ぶりの一発となる逆転2ラン。16日の同カードでも、4回に先制2ランを放ちチームを勝利に導いた。ここのところ調子を落としていた助っ人が、2試合連続の決勝アーチで存在を示した。

 2位 西岡 剛
 5月14日のヤクルト戦(神宮)では、自身19本目の先頭打者ホームラン。通算1000試合出場達成を自らの一撃で祝福した。15日の中日戦(ナゴヤドーム)では、8回に同点に追いつく適時二塁打。打撃不振に苦しむチームにあって、貴重な働きを見せ続けている。

 3位 ロペス
 5月13日の中日戦(横浜)では4回に同点2ラン。勝ち越された直後の6回にも再び同点適時打を放った。翌日の同カードでも、初回に逆転の2点適時打。失点した投手を即座にフォローし、チームの好調さを見せつけた1週間となった。

僅差のゲームで活躍した選手たちが上位にランクイン

 1位 ハーミッダ
 5月14日の西武戦(札幌ドーム)で、0-0の8回に均衡を破る2点適時三塁打。15日のオリックス戦(札幌ドーム)では、2点を追う6回に反撃の口火を切る適時二塁打を放った。ここまで打率2割台前半ながら得点圏打率.389の助っ人が、期待に応える活躍を見せた。

 2位 髙谷 裕亮
 5月15日の西武戦(ヤフオクドーム)で、2回に2点適時二塁打。7回には同点に追いつく押し出し四球を選んだ。この日は自身3年ぶりの猛打賞で、チームの全得点を挙げる活躍。4月3日の西武戦(西武プリンス)でも3打点と、西武戦では出場機会が増えそうだ。

 3位 清田 育宏
 5月13日のソフトバンク戦(QVCマリン)では、決勝の2点適時二塁打を含む3打点。16日の楽天戦(コボスタ宮城)では、1点リードの5回に貴重な追加点となる一発を放った。4試合連続猛打賞の球団新記録を達成するなど、先週は3試合で9安打と絶好調だった。

救援陣を見事に“救援”した井納がトップ

 1位 井納 翔一
 5月16日の広島戦(マツダスタジアム)で、9回を1失点に抑え今季3勝目を挙げた。僅差の勝ちゲームが続き、登板過多の救援陣を休ませるために下された完投命令。監督の要請に140球の熱投で応えたこの男が、今週のセ・リーグ投手MVPだ。

 2位 大野 雄大
 5月16日の阪神戦(ナゴヤドーム)で、2安打8奪三振で完封勝利。チームが4回に挙げた1点のリードを勝利につなげた。これでセ・リーグ最多タイの5勝目。安定感と勝負強さを併せ持つこの5年目左腕が、中日投手陣をけん引する存在となっている。

 3位 石山 泰稚
 5月17日の巨人戦(東京ドーム)で6回を4安打無失点。チームの連敗を9で止めた。ここ2試合は不満の残る内容で二軍落ちしていた右腕だが、この日は安定したピッチングを披露。チームに2週間ぶりの勝利をもたらすことに成功した。

無敗のエースを救った増井がリーグ1位

 1位 増井 浩俊
 5月14日の西武戦(札幌ドーム)で、9回に適時三塁打を浴びた大谷を救援。三塁走者の生還を許さず、エースの6勝目をアシストした。今週は3セーブを記録し、無失点。今季はセーブ失敗が1つもなく、チームからの信頼は揺るぎない。

 5月17日の西武戦(ヤフオクドーム)で今季自己最多の9奪三振をマークし、7回無失点で5勝目。西武との首位攻防戦を2勝1分と勝ち越し、チームも首位に浮上した。連覇を目指す鷹の先発陣にあって、安定した働きを見せ続けている。

 3位 ディクソン
 5月16日の日本ハム戦(札幌ドーム)で、7回を無失点。持ち味の低めをつくピッチングで14個の内野ゴロを打たせた。開幕3連敗スタートも、以降は5連勝。最下位に沈むチームにあって、3年目助っ人右腕が輝きを放っている。