週間MVP【7月14~20日】
チームを2度も救った菊池がセ・リーグトップ!
3試合のみの開催だった先週の1位となったのは菊池涼介(広島)。7月14日のDeNA戦(マツダスタジアム)では、1点を追う9回2死一二塁で同点適時打。チームを敗退の危機から救うと、2点を勝ち越された延長12回にも同点となる2点適時打を放った。この日の4安打3打点の活躍を含む、全3試合で14打数7安打と大暴れ。先月の月間MVPに輝いた男が、今月も躍動している。2位となったのは金城龍彦(DeNA)。前述の14日の広島戦(マツダスタジアム)では途中出場すると、延長12回に勝ち越し打を放った。翌日にも代打で押し出し四球を選ぶなど、少ない打席の中で確実に結果を出している。3位となったのは筒香嘉智(DeNA)。15・16日は2試合連続で1試合2本塁打の大暴れを見せた。
ベテランが勝負強さを発揮!パ・リーグトップは福浦
先週のパ・リーグ打者部門は7月7~13日のランキング同様、ロッテ勢が1位2位となった。1位となったのは福浦和也(ロッテ)。15日のソフトバンク戦(QVCマリン)では、1点ビハインドの9回2死二塁で登場すると、見事な同点適時打を放った。翌日には「6番・一塁」で先発すると、第1打席から3打席連続タイムリー。連日にわたり抜群の勝負強さを見せつけた。2位は今江敏晃(ロッテ)。16日のソフトバンク戦(QVCマリン)では先制適時打を含む4打点。この日は今季最多の13点を挙げたロッテ打線だったが、今江の一打が呼び水になったことは間違いない。3位となったのは西田哲朗(楽天)。14、15日のオリックス戦(京セラドーム)ではともに1番で出場し、2安打1打点の活躍。連勝したチームは今季初めてオリックス戦のカード勝ち越しを決めた。
昨季の奪三振王が本領発揮!セ・リーグトップは虎の助っ人
先週の1位となったのはメッセンジャー(阪神)。7月16日の中日戦(ナゴヤドーム)で先発し、8回を3安打無失点の好投。6月15日の西武戦(西武ドーム)以来となる自己最多タイの13三振を奪うなど、中日打線を翻弄した。ちなみにメッセンジャーは今季ここまで奪三振数が146。リーグ2位の藤浪にすでに50個近い差をつけており、昨季の奪三振王の面目躍如といったところだろう。2位となったのは石山泰稚(ヤクルト)。15日の巨人戦(東京ドーム)で先発すると、7回まで2安打7奪三振無失点の好投を見せた。8回に犠飛で失点を喫して降板、後続が打たれて白星こそつかなかったが後半戦につながるピッチングを披露した。3位となったのは菅野智之(巨人)。16日のヤクルト戦(東京ドーム)では8回1失点と好投し、リーグ最多に並ぶ今季9勝目を挙げた。
しびれる展開を制したルーキーがパ・リーグトップ!
先週の1位となったのは石川歩(ロッテ)。7月14日のソフトバンク戦(QVCマリン)に先発すると、7回4安打無失点の好投。8回の投球練習中に、右手親指の付け根をつってしまい降板するアクシデントはあったが、最少点の援護を最後まで守りきった。ソフトバンク戦はこれで3試合、20回2/3を投げて自責点0と、キラーぶりを発揮している。2位となったのは岸孝之(西武)。15日の日本ハム戦(旭川)では8回を3安打2失点に抑え、今月初勝利となるシーズン8勝目を手にした。3位となったのは大谷智久(ロッテ)。14日のソフトバンク戦(QVCマリン)では1点リードの8回2死からリリーフ登板し、今宮を三振に。翌日にも延長11、12回を三者凡退に抑えて与えられた役割をこなした。
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