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高卒入団の投手はどのくらい成長するのか?
■大谷の比体重は5.7、球速は6.3km/h増加した 上の表は大谷の「身長」「体重」「比体重」「平均球速」の推移を表したものだ。 MLB公式アナリストのマイク・ペトリエロもMLB.comに寄稿(「2 for the Sho! Analytics: Ohtani arm, bat elite」 ※英文記事)しているように、大谷の投手としての最大の魅力はメジャー先発投手の中でも3本の指に入るといわれる「球速の速さ」である。 大谷は入団1年目の19歳時… 続きを読む
「第2のデスパイネ」を補強すべきチームは?
今年の日本シリーズは劇的な幕切れとなった。ソフトバンクの3勝2敗で迎えた第6戦、ソフトバンクの1点ビハインドで迎えた9回裏に内川聖一が起死回生の同点弾を放つと、11回には川島慶三がサヨナラタイムリーを放ち、ソフトバンクが2年ぶりの日本一に輝いた。 これで、ソフトバンクは2010年以降の8年間で5度のリーグ優勝、4度の日本一と、近年のプロ野球界では圧倒的な力を見せつけている。 続きを読む
菊池雄星の躍進を支えた“バックフット・スライダー”
歴代屈指のドクターKへと成長 16勝6敗、防御率1.97。チームの大黒柱だった岸孝之が楽天に移籍し、今季は新エースとして一本立ちを求められた西武・菊池雄星は、最多勝と最優秀防御率の2冠に輝く圧倒的な成績でその期待に応えてみせた。2009年のドラフトで6球団が競合した大器が、プロ8年目にしてようやく真の覚醒を果たしたといえるだろう。 続きを読む
データで打球は掴めるか
ライト前ヒットを二塁ゴロに 一二塁間に野手を三人(時には四人)並べたり、右翼手の前に野手を配置するような大胆な守備シフト。シチュエーションに応じて忙しくシフトを組みかえる戦術はMLBでは珍しくないが、先日の楽天とソフトバンクの試合でもこれに似たシーンがあった。2死一塁からペゲーロが放った“ライト前”への強烈な打球を二塁手・川島慶三が捕球し、一塁へ転送してスリーアウト。川島が二塁手… 続きを読む
柳田悠岐の“フライボールレボリューション”
フライ増加という“突然変異” 1415試合で3559本塁打。今年のMLBの本塁打ペースは1試合あたり両軍合わせて2.52本で、歴史的な多さとなっている。ニューヨーク・ヤンキースに所属する田中将大も19試合の先発で被本塁打24を記録しており、後半戦に差し掛かった段階でキャリアワーストに近い数字だ。この全体的な本塁打増については、公式球が変わったと証言する投手も多いが、打者がフライを打つ意識を高めて… 続きを読む