ドラフトレビューコラム~ヤクルト編~
投手陣の整備が急務!8名中6名を投手指名で固めたヤクルト
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真中新体制の目玉となりえた安樂の指名権獲得はならず。代わりに1位指名したのはヤマハの竹下真吾。力強い速球を武器とし、社会人No.1左腕とも称される存在だ。2位には大学生右腕の風張蓮を指名。最速151キロのストレートで三振の山を築き、ケガの少ない点も魅力な存在だ。4位には二軍監督時代に対戦歴もあったという寺田哲也を指名。27歳というオールドルーキーにも注目だ。
球界屈指の攻撃力を有しながら、2年連続最下位に終わった要因はやはり投手陣。リーグ最下位の防御率に終わった投手陣の再建は急務で、今回は指名した8人中6人が投手。すべて大学・社会人出身と即戦力中心の指名となった。
先発・救援の「二刀流」をせざるを得ないチーム事情
(2014年投手層:ヤクルトのデプスチャートより)
2014年のヤクルトは先発・救援の「二刀流」を経験した投手が12人いた。セ・リーグ全体では43人であり、1/4以上はヤクルトの投手だったことが分かる(もちろんリーグトップの人数)。「二刀流」の中には、先発で4番目に多く投げた八木亮祐や5番目の石山泰稚、救援でトップの投球回を誇る秋吉亮の名前も入る。
このように、ヤクルトには投手陣が先発・救援関わらずフル回転せざるを得ないチーム事情があるため、新人にもチャンスは早く巡ってくるはず。特に27歳で指名された寺田のようなオールドルーキーにとっては、やりがいの大きい環境だろう。
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