開幕ダッシュのチームが逃げ切る確率は31.8%
セ・リーグは広島が、パ・リーグは楽天が好スタートを切りました。特に楽天は4月後半の時点で二ケタの貯金を積み上げるなど、昨季5位に沈んだチームとは思えない好調ぶりで春の戦国パ・リーグを盛り上げています。さて、今回はデータ分析というよりも統計、集計にカテゴリーされるテーマです。すなわち、25試合を終えた時点で勝率トップのチームが、どれくらいの割合でリーグ優勝までたどり着けたのか。2007年からの過去10年の両リーグのデータを用いて集計しました。
結論はすでに本稿のタイトルとなっていますが、逃げ切る確率は31.8%。これを低いと見るか高いと見るかは難しいところですが、おおむねシーズン折り返しの地点である75試合終了時点の勝率トップチームでも優勝確率57.1%(!)という結果を見ると、それなりに妥当な数字であるのかもしれません。付け加えると25試合時点での勝率の高さは、シーズンの結果とそれほど関係が無いようです。その時点で勝率7割越えのチームは4チームありましたが、結果的に優勝できたのは2009年の巨人ただ1チームだけでした。
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